2019年頃から価格が下げ止まっているPCパーツ・・・モノによっては上がってさえいる。特にグラボは暴騰している。
しかし、この状況でも自作PCを組もうとしている人が居た。おいおいマジか? 今はやめておいた方が無難だろ。
と、アドバイスしておいたのだが・・・
なぜダメなのか。書いておく。
仕様の例(2~3年前の主流)
現在この記事を書いているメインPCのスペックは以下のとおり。
- CPU AMD Ryzen 7 2700 BOX
- マザーボード ASUS PRIME B450M-K
- メモリ W4U3200PS-16G(DDR4‐3200 32GB)
- SSD AGI 512G16AI198 M.2 PCIe3.0x4 NVMe
- グラボ MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G OC
- ケース Thermaltake Versa H17
自作erであれば通常、電源、モニタ、OS、キーボード、マウスは複数持っており流用するはずなので省略。
詳細は20ヶ月ほど前の記事参照。
W4U3200PS-16G(DDR4‐3200 32GB)をRyzen7 2700用に購入→速度微増
現在組むとこうなる (ほぼ同スペック)
約20ヶ月後の2021年5月現在 スペックが近い良さげな構成を、比較的入手しやすいパーツで組むとこうなる。
- CPU AMD Ryzen 5 3600 BOX
Cinebench R15のスコアはマルチスレッド時で1500後半~と、2700から微増。しかし6コアなのでシングルに強くL3搭載量も多いため、3600の方がやや速いと思われる。 - マザーボード ASRock B450M Pro4
ファン端子、USB-C、PCI-Expressの数など、ポイント高い。実際、マザーだけ買い換えようかと思ってるほど(経験上マザーは逝きやすいので予備) - メモリ W4U3200PS-16G(DDR4‐3200 32GB)
Pinnacle Ridgeが3200で動くかは賭けだったがMatisseは普通に動くはず - SSD crucial P2 CT500P2SSD8JP M.2 PCIe3.0x4 NVMe
やや落ち着いてきたようなので、現状crucial か ESSENCORE が狙い目か。しかし、本当に全く価格が下がらないな・・・ - グラボ GeForce GTX 1650(GDDR6) のヤツ
今買わない方が良い元凶。正直1650は今更感しかないし、こんなもん3万以上で買うなら定価39980円のPS5買った方がマシ(まぁPS5も無いが、USAのコロナが収束してきたっぽいため、そろそろ急激に戻るのでは?) - ケース Thermaltake Versa H17
これだけは、ド安定の価格張り付き具合
上記の構成マシンを、現在の相場で買い揃えると、ざっと9万は超える。20ヶ月前に6万円以下で組んだマシンとスペックほぼ同等なのに・・・まぁ増税還元まつりが凄かったのもあるが。
しかし、20ヶ月前の性能据え置きで価格1.5倍は、史上最高クラスの割高感がある。日本円が50%インフレしているのならしかたないが、そういう訳でもない。
APUで妥協
どうしても欲しいのならば、Ryzen 5 3400Gで妥協しておくのが現状ではベストでは無いか?
いや、まぁスペック半分以下な上に4600Gに切り替わってる時期な関係上、これまた在庫が薄いのだけど。
というかさ、やっぱりみんな考えること一緒なんだよ。
もしマシンが壊れたんなら、しょうがないから
「i3のヤッスイBTOでも買っとけば?」
じゃなきゃやめとけ。どうせコロナとBTCが収束したら瀑下げするんだからよ。
・・・と、アドバイスしておいた。
けど、買うんだろうなぁ。
「買いたい時が買い時なんだッ」だとか言ってさ。まぁ、その思想、嫌いではないし、解るが。