2018年から使い続けて来たグラボ、Radeon RX570・・・マイニングのせいで買換えが伸びに伸びて、使い倒しまくったRadeon RX570・・・
さすがに昨年、2023年中にはグラボを買おうと考えていた。
Radeon RX570から買い替えるグラボを検討 2023夏 やはりRX 6600か・・・
だが年末商戦はパッとせず・・・スルーで年明け完了。
そして色々と大事件が発生した年始も過ぎた頃、ドスパラで行われた謎のセールにて我慢の限界を突破。
ついに買ってしまった・・・RX 6650XT を
RX570に見切りを付けた理由、というか言い訳。あとは、次回購入の参考の為にメモ。
購入モデル
買ったのは、Radeon RX 6650 XT MECH 2X 8G OC「DP」(HDMIx1 DPx3)ドスパラ仕様。末尾記号で仕様が変わる模様だが、何が違うのかは不明(仕向けか同梱品の差ではないかと予想)。ちなみに、届いた日に見たら既に売り切れていた。
参考「末尾S1」
楽天ビック MSI|エムエスアイ グラフィックボード Radeon RX 6650 XT MECH 2X 8G OC S1 [Radeon RXシリーズ]
MSI公式
https://jp.msi.com/Graphics-Card/Radeon-RX-6650-XT-MECH-2X-8G-OC/Overview
2023秋以降の安売り価格の確認実績
購入に至るまでの経緯を語る前、はじめに価格チェックの最終章。
狙っていたグラボの2023年-2024年時期における相場観は以下のとおり。数値はRX570 4GB比の性能目安値(国外の大手サイトを参考)。
正規代理店販売のうち最も安いモデルの新品価格(転売ヤーからは買うな)。
- GTX 1050Ti(70)
眼中無し(内臓GPUに完璧抜かれた模様) - Arc A380(85以下)
眼中無し(おそらく内臓GPUに抜かれた) - RX 6400(86以下)
眼中無し(同上) - GTX 1650G6(88以上)
眼中無し(2024年に4GBは無理) - RX 6500XT(117以下)
生まれた時から死んでる(情弱養分専用モデル 過去記事) - GTX 1660 SUPER(148)
23800(さすがに古すぎる) - RTX 3050(154以下)
24800 - RTX 2060(178以上)
34800(保守パーツ価格帯入った感) - RX 6600(194以下)
27800 - RTX 3060 12G(207)
36800 - Arc A750(214以下)
27800 - RX 6600XT(222以下)
31800 - Arc A770(229以下)
39800 - RX 6650XT(241以下)
30800 - RX 7600(244以下)
36980 - RTX 4060(245以下)
42480 - RTX 3060Ti(265)
47800 - RX 6700 XT(269以下)
49800 - RTX 4060Ti(294以下)
55800 - RTX 3070(310以下)
59800 - RTX 4070(379以下)
84800
正直な話、3060Ti以上は眼中になく、あまりチェックしてない(消費電力高すぎ、ボードでかすぎ、次世代でゴミになる感ありすぎ)。
訳のわからないくらい在庫とラインナップが残っているが、3070に消える前兆が出てきた(おそらく4070Superが出たため)。しかし3060は未だに在庫が多く強気価格が継続、このグラボを今更3万後半~4万円オーバーで選ぶ意味は全く解らないが、買う層が居るのだろう(4060は大幅に消費電力が減ってるしゲーマーが買うわけない。しかしAI学習は既に12GBでは足らない感すら出てきてるし、逆にライト使いなら8GBでも足りるだろう、というかStable DiffusionならRX570でも動く 過去記事)。
今回のフェーズ、本気で悩んだのは以下の4つ(4回)。
- RTX 3050(154以下)
24800 - RX 6600(194以下)
27800 - RX 6600XT(222以下)
31800 - RX 6650XT(241以下)
30800
出た順番的には、最初にRX 6600→RX 6600XT→RTX 3050→RX 6650XT(ここで購入)。
RTX 3050の24800円(確かジョーシンとパソコン工房)は本当に悩んだ・・・のだが、6GB版が75W(補助電源無し)で出るという噂が流れての、この価格だったため。悩みぬいた末にスルー。
補助電源必要モデルは、次世代が出た瞬間ゴミになるから買い時が本当に難しいのだ。無しならまだしも、有りで今更3050クラスは厳しい。賞味期限がRTX5000シリーズ発売あたりまでしかないのは明らか(さすがに廉価版4050が出るはず)。つまり、悪ければ2025年で終わる。良くても2026年。あと2年しかない(あくまで予想)。だったらRX 6600のがマシ(4050では、おそらくまだ勝てないと思われ5050くらいまで延命可能と予想、それでも2028年は厳しいだろう)。
3050 8Gは、2022年内に買わないと意味が無かったのだ(と判断してスルーした)。
RX570が、5年目でギリギリゴミにならずに済んでいた理由
上記のごとく3年もスルーしまくったワケだが・・・2024年にRX570は、さすがにきつい。しかし2023ではギリギリ生きていた。このグラボが過去最強に優秀だったのかは疑問だが、今思えば延命できた理由は、明確にあった。
- メモリ256bit
- 8GB OC版
- マイニング詐欺禍だった
- nvidiaがやる気ない
- 円安(購入当時は円高)
- ソフトウェア進化が爆速(AIの恩恵)
とにかく、メモリ256bitの8GB OC版である事が大きい。後で思えば、2018年時点でこのスペックが17480円は驚愕レベルだった(2019年は更に安く、15000以下で買えた、しかし2021年頃に5万になる、アホか)。
まあしかし、RX570が4GBの廉価版(例のグラボ等)なら、とっくの昔にゴミ確定していただろう。8GBの恩恵は極めてデカイ(だから今更GTX1650やRX6500XTを買ったらダメ絶対)。
マイニング詐欺で謎に高騰していたため、ここ数年ワッパ重視の補助電源不要~チョイ盛り程度の廉価モデルがロクに出なかった件も大きい。更にそこからの流れでAIへシフトし、nvidiaにエントリークラスのやる気無さがすごい件もある(2年前過去記事のとおり、3050は最初から補助電源無しで欲しかった、中途半端に60番台に寄せてレイトレ積んでも無駄感しかない)。
そこにきて更に円安が進行。3050の性能で45000円帯は、さすがにあり得なかった。
最後に最も大きいのがAIの恩恵。端的に言えばFSR2が優秀すぎた。例えば、HITMAN3最高設定で、45FPSという微妙なラインをたたき出すRX570だったが、多少品質を落とすだけで60FPS近辺を維持できるようになった(2560×1440でさえ)。
アンリアルエンジンのTSRも、5.3でシャドウ処理が無茶苦茶良くなってて、AIによるデバッグや最適化もすごい勢いで進んでるんだろうな、と感じた。
これだったら、RX570でも、あと少し行けるのではないか、と。
しかしながら、明らかにギリギリ感はすごく有り・・・前述のとおり所有してたRX570が4GBの廉価版(例のグラボ等)ならここまで引っ張らなかっただろう。
具体的には、RTX 3050の27800、RX6600の27800、RX6650XTが3000円ポイントバック+バイオRE4バンドルの時点(2023年の夏前、実売38000前後)、このどこかのタイミングで買っていたとは思う。
しかしRX6600はともかく、RX6600XTは消費電力がなぁ・・・PCI-Express x8だし。でもまぁ、電圧とクロック落として使う感じでも良いとは思うのだが・・・31800円か、と。
RX6600XTが24800なら即買いなんだが、現実としては26800も厳しいほどの円安。29800あたりが2023年の限界だろうかなぁ・・・そもそも24800~26800は、例え出たとしてもポチりバトル負けるからおそらく無理だよなぁ。あとこれ、ドスパラ、ジョーシン、PC工房、ツクモなら買うんだけどなぁ・・・
などと、無視し続け、RTX 3050 6GB発売を待っていたのだが・・・
2024 また円安方向へ
ぶっちゃけ個人的には2024、日銀ゼロ金利解除からの利上げ観測で円高基調になり、130円台、もしかすると125円くらいまで行く可能性すらあるとは予想していた。
仮にRTX 3050 6GB版のUSA希望小売価格が179ドルだった場合、為替が130円なら23270円相当。初値が24800なら、4月くらいまで待てば19800とか出る可能性もアリかな、と。
思っていた・・・
しかし、年初から大地震が発生・・・さすがにアレで国内の資金供給を絞るとか、素人目に見てもあり得ない。少なくとも今月はスルー確定でしょう。来月も怪しい。というのは、やっぱりプロもそういう感じらしく、為替は150円帯を目指してる動き。
150円だと26850円だから。もし希望小売価格が189ドルだった場合、28350円。
それに日本の2月3月は、入社入学シーズンであり、黙っててもPC売れるため「セール」と言いながら安値では売らないんで・・・
補助電源無しはそれだけでアドバンテージもあるし、性能の割に高くなる傾向あるから、この流れだとRTX 3050 6GB版の初値は27800円~29800円も普通にあり得るな、という状況に変化したわけだ。
これでは、4月まで待っても良くて22800、悪けりゃ24800か・・・
毎回 ドスパラすごいな、と
2024年中旬、先ほどの「円安でもう安値無いでしょう理論」を、4070SUPERの値付けで勝手に確信した(599×150=89850だが・・・最近おかしいって)
ところに・・・
ドスパラが謎の半期セールを開催。RX6650XTが30800円。しかもMSIのOCモデル。
やっぱりすごいなサードウェーブ。出すタイミングが良く解ってて凄すぎ。秋葉原の嗅覚というか、匠の技を感じる。
この価格、為替が130円台を目指してた時に大量仕入れしたんだろうな感がある(なお、この時点でRX6650XTの国外@Newegg最安は229ドル、229×130=29770円)。
これは、もうドスパラからの買えっていうメッセージでしょう、BUYMOREでしょう。ガンガン買おうぜモードでしょう、知らんけど。
少なくとも今から仕入れたモデルは150円帯換算で値付けするだろうし(当たり前)。
しかもこれ、某価格比較サイトには出てなくて(コメントしてる人は居た)、直で公式サイトをチェックしてる人にしか解らないNTTX(もう無いが)方式っていうのが、更にメッセージ感がある。
相当、悩んだ
だが30800か・・・クレカ等のポイント換算してジャスト30000円くらいか・・・しかもTDP176Wだからな・・・しかし、3万か・・・これはここ数年、過去イチで悩んだ。
そのとき、RX7600を買ったリアル友人、曰く
「それ(3万)はもう買っとけ」
と・・・
「なんせ、RX7600が超クソだから、強引に6000シリーズ終了させて7000シリーズ買わせる疑惑すらある。と、赤は信じるな、と」
(じゃあ、なぜ赤を買えと・・・緑では・・・)
しかし確かに、7600XTとかいう謎のモデル言い始めたし。これは買っとくべきか。
現状、どう考えてもRTX 3050 6GB版が19800で出るとは思えない訳で。もし来月、為替160円とか突入したら、もう買えん。
165円想定だと179ドルが3万よ?、3万でエントリー買う? それもうRyzen 7 7840HSのノートとか買った方が良くないか?(それも連動して上がるだろうが)。
ということで、ポチッた。もう我慢できなかった・・・
しかし、これでようやく、アンリアルエンジンの古代の谷とCityサンプルで遊べるだろうか。
7FPSとかだったからな。