Radeon RX570から買い替えるグラボを検討 2023夏 やはりRX 6600か・・・

2Qを過ぎ、やっとミドルグラボがそろった2023年・・・

だが、時すでに遅し。市場では、もうグラボというより自作とかどうでも良い感が漂ってるような・・・

しかし、2022年の買い替え時をスルーしてしまったPC自作民としては、そろそろ本気で検討したい。

ということで、グラボ買いタイミングを見計らうための個人的なメモ。2023年版

※ 最終結果 2024年1月 ついに購入へ(またドスパラ値付けに背中を押されたわ)
2024年始 ついにグラボ(RX6650XT)を買う さらばRX570

2023の動向(イベント)

キャッチできていたものを列挙しておく。

  • 2023年1月
    インテル13世代 Raptor Lakeのミドル以下が発売
  • 3月頃
    GPUの需給バランスが壊滅的に崩れて来た模様(アリババ等で中華謎リファービッシュ品の流通増加)
  • 4月頃
    謎に高いAMD A620チップセット期待外れマザー群が発売され、ZEN4終了がほぼ確定
  • 5月頃
    逆にAMDのAPU(7040シリーズ)の内臓GPUモデルの期待感が膨らむ(AMD自作er切った説、つーかもうMiniITX+7640HSあたりで劣化PS5だかXBOXキットみたいなのを出してほしい)
  • 5月~6月頃
    GeForce RTX 4060が発売されるも何だかなぁ感が漂う(8GB、128bit、115W、299ドル)これ本来は4050Tiなんじゃね疑惑、しかも為替レートのせい?で割高感ありすぎ
  • 5月~6月頃
    Radeon RX 7600が発売される(8GB、128bit、165W、269ドル)そりゃRTX 4060はああなるわ、的な納得のスペックだが269ドルは評価できる、しかし同じく為替レートのせい?で・・・
  • 7月頃
    為替レートが再び145円程度に

とにかく円安ドル高のせい?で、アメリカ製品の割高感がありすぎ。という件に尽きる。

しかしその割には順当に価格が下落し続けており、やっぱり前世代のミドルハイクラスがクッソ余ってて、9月~年末セールの仕込みに向け必死に調整しているのだろうな。という供給側の意図を感じる(為替レートは単なる言い訳)。

ということで、「もはや日本市場など眼中になく、3月は決算セールでも何でもない、ただ割高なだけ」という闇が露骨に表れる年に2023はなりそう。

こういった個人的予想を元に「買い」タイミング判定のため事前調査をしておくわけだが・・・FSR2.0対応のおかげで、RX570でも普通にFHDでゲームは動くし、アンリアルエンジンもStableDiffusionも特に問題ない(AI学習とレイトレしなければ)。という事実。

つまり、夏はスルーする気マンマンであり、RX 6650XTが常時29000切ってきてからが本番だと思ってる(6月のゲームがもらえるキャンペーン+CB付きで36800見たので、もう30000切は間近だろう、たぶん)。

グラボ実売価格と性能の乖離具合(2023年7月)

以下本題。買うべきグラボを価格調査した結果の羅列、2023年7月ver

Radeon RX570から買い替えるグラボを検討 2022秋(10月末)

の続き。

※()はグラボの処理パワー目安、RX 570 4Gが100。前回(去年)の価格も併記。これはネット上で最近見た相場であり個人的なメモである。

  • GTX 1050Ti(70)
    もはや買う意味無し(2024の内臓GPUに抜かれる可能性大)
  • Arc A380(85以下)
    もはや買う意味無し(2024の内臓GPUに抜かれる可能性あり)
  • RX 6400(86以下)
    もはや買う意味無し(2024の内臓GPUに抜かれる可能性あり)
  • GTX 1650G6(88以上)
    もはや買う意味無し(2024の内臓GPUに抜かれる可能性あり)
  • RX 6500XT(117以下)
    18000→24800(RX570クラス持ちが買う意味無し)
  • GTX 1660 SUPER(148)
    24980→28800(保守パーツ帯突入?)
  • RTX 3050(154以下)
    29800→32900
  • RTX 2060(178以上)
    31980→36900(保守パーツ帯突入?)
  • RX 6600(194以下)
    33000→28800
  • RTX 3060 12G(207)
    46000→42800
  • Arc A750(214以下)
    -→29800
  • RX 6600XT(222以下)
    40000→33800
  • Arc A770(229以下)
    -→37900
  • RX 6650XT(241以下)
    -→36800
  • RX 7600(244以下)
    -→41980
  • RTX 4060(245以下)
    -→48800
  • RTX 3060Ti(265)
    59800→48800
  • RX 6700 XT(269以下)
    56800→47980
  • RTX 4060Ti(294以下)
    -→59800
  • RTX 3070(310以下)
    67800→57800
  • RTX 4070(379以下)
    -→87600

数値は海外メディア(てかGPUID作ってるところ)を参考に自前判断で調整(過去記事参照)。RX 6600~6700あたりが過大評価だと感じていたが、やはりそうだったようで下方修正されていた。

RTX 4060Ti以下がついにx8になってしまった模様、旧規格Gen3マザーでは最大パワーは出ないと思われる。

RTX 4070はx16だが、TDP200Wはライトゲーマー仕様の空冷標準サイズのケースでは限界値に近く、グラボ単体のみ買ったところで最大パワーは出ない。

狙い目モデル

RTX 4060が指標になるだろう。具体的にはRX570入手時価格の17480の2.5倍が44000円程度であり、やっと適正価格(RX570使いの)近辺まで来たな。という感じはする。

だが2.5倍のパワーが必要かは微妙なところだ。VooDoo時代からグラボ買ってる自作民の体感値として語ると、2倍と2.5倍の体感差はほぼ無い。理由は用途がゲームだからだ。70FPSが105FPSになっても体感差など無い。200FPSがどうのとか、アレは特殊な一部ゲームだけで、通常70FPS以上出ても意味は無い。

この程度の差が顕著に体感できるのはGPGPU用途だが、そもそもゲーム用グラボを他用途に使う時点でズレてる。

・・・という思想と完全なる経験によるが、だいたいパワー1.75倍程度を目安にすると程よい満足感が得られる。つまり、3倍1回より1.75倍を2回の方が楽しめる(自作が)論である。

という観点から見た2023年の個人的な「買い価格」は、

  • RTX 3050
    20000
  • RTX 2060 12G
    24000
  • RTX 3060 8G
    25000
  • RX 6600
    22000
  • RTX 3060 12G
    28000
  • Arc A750
    18000
  • RX 6600XT
    25000
  • RX 6650XT
    26000

甘めに見ても、こんなところだろうか・・・

個人的にはRTX 2060(12G)を狙っていたのだが、保守パーツ帯の謎高値に切り替わった感があり、投げ売りセール時期は過ぎた模様(時既に遅し、マイニング詐欺の被害甚大)。RX 6600が3万切ってきた今、もう買う意味は無い(CUDA狙いのみワンチャン)。

しかし相変わらず、RTX 3060の強気すぎる価格設定が本当に良く解らない。ネット上ではたまに「ハイエンド買いましたっ」みたく情弱アピしてるマイニング詐欺被害者を見るが、その度に「いやいや、3060はハイエンドじゃないよ」と画面に向かってツッコんでいる(実際に一時期10万してたからね、価格でしか良し悪し判断できない人種が世の中には居るんだよね)。その兼ね合いでクレームを恐れ、下げられないのかもしれない(実店舗は特に)。

去年からの超特価アイテム狙いの記憶を思い起こすと、NTTXのRTX 3050(19800)、ジョーシンのバルクRTX 2060 12G(確か28800か29800)、アキバ実店舗複数店のArc A750(確か20000)、パソコン工房のRX 6650XT(確か19980)あたりをスルーした(買えなかったとも言う)のは痛かったなぁ、と反省。

まぁ、ジョーシンのバルク以外、ポチれる状態を見てないので実際に買えた人が居たのかは定かではないのだが・・・

しかし仮に今、グラボぶっ壊れたとしたら、RX 6600かRX 6600XTを買うだろうなぁ・・・とは思うんだよな(為替レートを考えれば、もう買ってもいい価格帯ではある)。

でも、ここからまたドカンと逝くのが、いつものAMDなんだよ(直近だと5700X)。

AMD Radeon RX 6600

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