前回のつづき
気合と勢いのみで、ブログをWordpressへ移行した際の個人的メモ。理解不足のため変な事を言ってるかもしれない。そこはお察しで・・・。
もくじ
- 全体把握(前回)
動作条件の確認
テスト環境構築
ローカルWordpressで遊ぶ - 独自ドメイン取得(今回の記事)
レンタルサーバーの要件とは
サーバー契約
ドメイン取得 - サーバーセットアップ
サーバー初期設定
Wordpressインストール
Wordpress初期設定 - seesaaからwordpressへ転送する
転送方法
転送の下準備
エクスポート&インポート
転送開始 - wordpressの運用開始時にやったこと
インデックスの許可
Google analytics 導入
Google Search Console
サイトマップの送信
追加プラグイン導入
記事修正など
レンタルサーバーの要件とは
独自ドメインによる運用にはサーバーが必要。個人で固定IPによる自前サーバーを運用しても良いが、メリットは皆無だ。借りた方が遥かに良い。
実際にレンタルサーバー業者を選ぶ前に、Wordpress運用に必要なスペックを改めて考えてみよう。
必須機能
最低限、PHPとMySQLが動けば良い。あとは好みで(管理人は全機能を把握できていないが・・・)。前回の記事で書いたとおり、初心者はインストール支援機能の充実度合を優先したい。
記憶域容量
気にする必要なし。テキストベースなら1GBでさえ使い切れるか怪しい。数百MB消費することも困難。画像を多用するなら検討の余地は若干ある(むしろ次項の転送量と速度が問題になるだろう)。
仮に500KBの画像(公開目的だと大きすぎるが)の場合、2000枚で1GB。20000枚でも10GB。いまどき月100円のプランですら容量10GB前後ある。無料のgoogleドライブですら15GBだ。
はたして2万枚以上もの画像をwordpressで管理できるのか? ・・・普通に考えてできないだろう。従って記憶容量など気にする必要は全くない。
転送量
これも、テキストベースのWEBサイトなら全く気にする必要は無い。なぜなら、utf-8の日本語は3バイト/1文字。10000文字で30KB。どんなに長文でも数百KB以下に収まるはずだ。
問題になるのは画像の多用。500KBの画像を20個張り付けると、アクセス1回あたり10MBの読み込みが発生する。1000回で10GB。5000回で50GBにもなる。
しかし、これも実は気にする必要はない。
なぜか?
1ページ10MBのWEBサイトなんて、遅くて見てられないから。
特にモバイル回線は20Mbps以上出たら超高速の部類(2018年3月現在)。仮に平均10Mbps出た場合であっても、転送速度は1.25MB毎秒。理論値で最短8秒かかる。現実には、安定したパーフェクトな読み込みが行われることなど無い。遅延などが発生する関係上、最短でも10~20秒かかるだろう。
更に、混雑時の速度低下を考えると数十秒の読み込みが日常茶飯事になる危険性が高い。そんなに読み込みを待てる人は少ない。
ググると、「読み込み時間の限界は3~5秒」という調査結果があるらしい。確かに5秒真っ白だとウインドウを消すことは多い。
安定側のマージンを考え、5Mbpsの回線で3秒以内に転送できる容量、これが1ページの限界ではないか?
具体的には1875KB。ざっくり言うと2MB/ページ以下に抑える必要がある。そうしないと、アクセス数が爆発的に伸びることは有り得ない。(4GLTE全盛の現在では)
2MBなら、1万回読み込んでも20GB。初心者がいきなり一日1万アクセスもあるWEBサイトなんて作れるはずが無い。
だから、転送量は無視しても大丈夫だ。最悪、増やしたければ追加契約か業者の変更をすれば良いだけ。
独自ドメインとDBの数
これもあまり気にしなくて良い。増やしたければ追加契約か業者の変更をすれば良い。ただ、複数あった方が便利なのは確か。
サポート体制
気にしたいところだが・・・気にしなくて良し。
なぜなら、社会一般的な概念で現実的に考えた場合、月数千円以下でマトモなサポートが受けられる訳が無いからだ。BtoCの薄利多売タイプ商法において、サポートの充実などあり得ない。問題が発生したら勉強して自分で解決するのが当たり前。電話(チャット)で解決したらラッキーくらいの使い方が適度だろう。高レベルの安定性を求めるなら、別途専門家を専属で雇うべきだ。
管理人の経験上、初心者にはサポート体制よりも。自習に使えるQ&Aや公式ドキュメントの充実が大事。サポセンは家庭教師ではない。
サーバーの契約(比較検討)
これらサーバーの要件を参考に、コンサル系SIのダチ & ググった結果(wordpress公式wikiが最も詳しい)などから、独自に仕入れた情報によると、だいたい以下のあたりを使っている・・・らしい。
価格は全て税込み換算(一部独自計算による)。
さくら スタンダード
月515円、年払い月429円相当。初期費用1029円。容量100GB。ビジネス未満のプランはPHPモジュール版が使えない。転送量の制限値不明。アクセス数は少ないが一発の金額が大きい堅い商売の法人(法律事務所とか)が使ってるイメージ(あくまでイメージ)。
ロリポップ スタンダード
月648円、年払い月540円相当。初期費用1620円。容量120GB。転送量100GB/日。PHPモジュール版対応。初心者向けの機能が満載されているイメージ。実際にドキュメントも豊富。チャットサポート付。
テキトーな案件はとりあえずロリポ、後で移転(と誰かが言ってた)。運営はGMOグループ。
CORESERVER CORE-A(スタンダード)
月515円、年払い月423円相当。初期費用無料。容量120GB。PHPモジュール版対応。転送量無制限?。チャットサポート付。ドキュメントも豊富。ロリポップと同じGMOグループが運営。他に、お名前.comレンタルサーバー、XREA、ヘテムルもGMO。GMOの某自動車メーカー的な複数ブランド体制は正直良く解らない。
Xserver X10(スタンダード)
3か月払い月1296円、3年払い月972円。初期費用3000円。容量200GB(SSD)。FastCGI対応。格安サーバーで満足できない個人が乗換するときに使うパターンが多いようだ。ドキュメントに玄人向けな作り込みが見られ、初心者向けとは言い難い印象。
FC2 通常プラン
月1500円。初期費用3000円。米法人、米ドル決済。容量30GB。転送量無制限?。アウトロー系のブロガーが使ってるイメージ(個人の感想)。米国法人のためかドキュメントがヘボく、PHPの高速化に対応しているのかさえ解らない。初心者が手を出す意味は無い。アレ系をやりたい人が月3500円出す感じか。
ロリポップで契約した
最初はCORESERVERにしようと思ったが、「とりあえずロリポ、後で移転」という誰かの言葉を参考にして、初心者向けドキュメントが多そうなロリポップ(スタンダード)に決定。ライトプランはモジュール版PHPが使えない上に、データベースも1つしか作れない。Wordpressの運用目的だとデメリットが大きい。
ドメイン取得
サービス会社は多いが、正直なところ料金体系はほとんど同じ。比較する意味はあまりない。契約したサーバー業者と合わせるのが良いのではないか。
ロリポップを使う関係上、同じGMOペパボ運営のムームードメインを選択。理由は設定が楽だから。その程度で決めて良いと思う。
注意点
ただし、1点注意すべきところがある。それは、更新価格が高額なドメインがあることだ。特に.site(3980円)、.shop(3980円)、co.jp(3780円)などが高い。※価格はムームードメイン2018年3月現在のもの。
.comか.netか.infoあたりにしておいた方が無難だろう・・・と言いつつ、.tokyoを取得。100円。更新料920円と割安。3年契約は5%引になり1850円程度に。これだと月50円。ガリガリ君より安い。
3.サーバーセットアップ編へ続く・・・