最近ついに出た、Windows 10 。
もちろんアップグレードを検討している・・・しかし、現時点では情報が少ない。ネットを徘徊して調査をしていたら・・・
これ、パッケージ版ライセンスで運用している自作PCユーザーは大丈夫なのか?
と、不安になった件。
※2022年1月Win11が出た記念として、追記と文体修正 なお本件は杞憂に終わる
ライセンスがデバイスに付与される可能性
公式によると、
「Windows 10 への無料アップグレードは、Windows 7 デバイスと Windows 8.1 デバイスが対象となります」
と書いてありデバイスが強調されてる。この言い回しや最近の動向から、「OS」を販売する形態から「デバイス」を利用するためのサービス(サブスクリプション的なもの)とする方向に舵を切っているように見受けられる。
また、ライセンス認証に失敗した時のQ&A、
「ハード ドライブのフォーマットまたは交換を行った場合は、プロダクト キーを使って Windows 10 にアップデートすることができなくなります。以前のバージョンの Windows をインストールしてから、Windows 10 を再インストールする必要があります。」
という記述もあり、これはどう理解すればいいのかなかなか難解だが(仮)として、以下のような見方もできる。
- Win7→win10の後にハードウェア構成を変更すると、Microsoftに保存されていたハッシュ値とプロダクトコードの情報が異なるため弾かれる。
本件、今まで割と許容されていたデバイス構成の変更が厳格化された可能性がある。つまり、1ライセンス1台にしか使えない運用化だ。
一部で懸念されてたように
「デバイスの寿命=Windows10のライセンス期間」
というのは本当なのかもしれない。
だったらもうパケ版は買いたく無いな・・・と。
自作で延命ができない可能性
さっきの理解が正しい場合、ノートPCやタブレットでは問題にならないが、自作派は大きな問題が起きる。
ハードウェア入れ替えが日常茶飯事だから。
今までのように気軽にデバイスを交換してしまうと「別のPC」として認識されてしまい、追加認証が必要になる可能性がある。
まぁ、電話認証で対応可能になるのかもしれないが、これを許すと事実上利用期間は無制限になり、サブスク的では無くなる。
だから以前のライセンスを辞めたいのだろう。今まで、デバイス寿命は無制限(使用期限が無く、デバイス入替無制限)で販売されていたが、Win10はMS最後のOSであり、パッチを当てて永久に運用するような発表がされてるので・・・
変えないと、永久に無料で利用できてしまう。
結局マイクロソフトのさじ加減だろな
この延命可否問題、Win10にアップグレードした場合のMSの内部処理方針により、結果は変わる(完全に主導権がMSにあるので当たり前だが)。
勝手に、2パターン予想した。
パターンA Win7等のパッケージ版ライセンスも平行してそのまま残る
移行したWin10のPCが壊れても、破棄すればWin7を別PCへもう一度インストールできる。
自作派には何の問題も無い。クリーンインストールするだけ。
※後日追記 この運用(Win7コードで延々と新規インストール可能)だった・・・模様(公式には書いてないはず)。
パターンB Win7ライセンスが無効になりWin10のライセンスに切り替わる
Win7はライセンスが既に無くなっているためインストールできない。
Win10もデバイス寿命が終わって(変更)おり、インストールできない。
もしこの運用だったら終わる。「アップグレード無料」は壮大な罠。絶対にしたくない。Windows7のサポート期限が切れるまで利用した方が得。
特に、Win10が数年後に基本料無料、ServicePack有料のような状態になってしまったら目も当てられない。
まぁ、そこまで露骨なことはやってこないと思うが、基本無料課金ビジネスが流行っているこのご時世、あり得ないとは言えない。
自作PCっていつまであるの?
ただ、本件には根本的な大問題がある。
PCの部品市場が現状のまま残っている事が前提なので・・・
超高性能オールインワンデバイスが、安価に手に入るようになってしまったら、誰も部品単位で組立ようなどとは考えなくなる。
したら、補修部品を低コストで入手できなくなり、自作市場は終了。
実際にこの流れ、もう始まっており・・・ここ最近BTOの進化が凄すぎて、自作PCの割高感がありすぎる。自作PCのメリットがほとんど無くなってるというのは事実。
果たしてWindows10は汎用アフターパーツ業界を壊滅させる爆弾なのだろうか?
ここ数年、ネット通販も強烈に台頭してきており、PCパーツショップが完全に消える日はそう遠くない未来なのかもしれない・・・